態勢

始めに

あなたは地上軍と艦隊に特定の態勢に移るよう命令することができます。それらの態勢は移動範囲、視界、攻撃力、防御力などを高めますが、引き換えに様々なペナルティを受けなければなりません。軍を選択して態勢ボタンをクリックし、表示された中から目的の態勢を選んで下さい。地上軍は強行軍、待ち伏せ、襲撃、防御を選択可能であり、艦隊は強速、襲撃、警戒を選択できます。また募兵を行っている場合は召集に、都市や港に収容されている場合は駐屯の態勢となります。いったん態勢を変更すれば新たな命令が与えられない限り軍はその態勢を続けます。(召集と駐屯を除く)また強行軍などの態勢に移る場合、大きな行動ポイントを必要とすることに注意して下さい。

通常

地上軍や艦隊が通常の態勢である場合、どのような状況でもボーナスやペナルティを受けません。また態勢を通常に戻す際は行動ポイントを必要としません。

強行軍

強行軍の態勢にある地上軍は移動範囲が大幅に上昇しますが、戦闘を行うことはできません。さらに視界が通常よりも狭くなり、付近にいる敵を発見しにくくなります。もし強行軍の時に敵に攻撃された場合は常に奇襲となり、士気が低下したまま戦わねばなりません。

待ち伏せ

A待ち伏せの態勢では地上軍は移動できないものの敵の目から逃れて潜伏し、また視界が増加して付近の敵軍を認識できるようになります。発見されない限り、待ち伏せを行っている軍はZOC内に進入した敵軍を奇襲することができます。待ち伏せが成功するかどうかは将軍の能力やスキル、また地形などによって左右されます。

襲撃

襲撃の態勢を命令した地上軍や艦隊は地域や海域、交易路から財貨を略奪して自勢力の収入とします。また襲撃の態勢の軍は維持費が減少する利点がありますが、キャンペーンマップ上の移動範囲や防御能力が減少する欠点もあります。襲撃によって得られる収入の金額は軍の規模と交易路の価値によって変化します。他勢力の領域内で襲撃を行うと外交関係にペナルティが生じますが、直ちに宣戦を意味するものではありません。自勢力の領域内で襲撃を行うことも可能ですが、その場合重い社会秩序の低下を招くでしょう。

防御

地上軍は現在地で野営し、敵の攻撃から防御するための準備を整えます。移動することはできませんが地上軍の視界は増加し、また援軍を受けられる範囲も広がります。もし攻撃を受けた場合は石の棘や杭、大釘の罠といった防御物を戦闘の前に配置でき、ローマ軍の場合は仮設砦を築くことが可能となります。

召集

軍が募兵を行っている時は常に召集の態勢となります。この間は移動することも敵軍を攻撃することもできませんが、補充速度が通常よりも速くなります。強行軍、待ち伏せ、襲撃の態勢の軍は召集することはできません。

駐屯

都市に移動させて内部に収容した軍は駐屯軍となります。都市内に駐屯している軍は補充速度が向上し、また都市が攻撃された際に士気を高める効果があります。もし地上軍の都市が包囲された場合、軍は包囲による損耗で兵員が徐々に減少します。

強速

強速は地上軍における強行軍と同じような効果を持ち、艦隊は二倍の速さで船を漕櫂することによって移動範囲を大幅に伸ばします。ただし攻撃を行うことはできず、船員が疲労するために士気が低下します。

警戒

艦隊に現在地の海域を警戒するように命令することができます。この態勢で艦隊は海賊を発見し、その被害を減らすよう努めます。また攻撃された場合には防御力が向上して戦闘に臨みます。