灌漑溝
築造費 | 2,000 |
修復費 | 800 |
修復費(廃墟の場合) | 1,600 |
- 80 耕作からの利益(農業)
- 10 食糧
- -3 1ターン毎の社会秩序(不衛生)
解説
古代世界の大部分の人間は都市の城壁の外側で暮らし、畑を耕して生活の糧を得ていました。その規模の大小に拘わらず、作物は小麦や大麦といった穀物、林檎、プラム、桃、サクランボといった果物、もしくはオリーブが中心でした。多くの農場は家族によって経営されていましたが、都市が拡大して食糧需要が増大すると安価な国外産の農作物を輸入するようになり、中小の農民は生き残るのが難しくなりました。離農した農民たちの土地を裕福なローマ人が買収し、巨大規模の農地の運営が始まりました。奴隷たちの労働力が投入され、貯水池から供給される灌漑用水によって効率的な収穫を得られるようになったのです。しかし小プリニウスはこれらの大規模農業がイタリアと農民たちを破滅させるとして、書簡の中で憤りを露わにしています。