ポンペイウス領ローマ(インペラトール・アウグストゥス)

ローマ軍団: +1 全州の募兵スロット
唯一の支配者: 他の全ローマ勢力に対する重度の外交ペナルティ(文化的な嫌悪)

解説

カエサルの死は多くの人間に不和と争いをもたらしましたが、しかしセクストゥス・ポンペイウスにとっては神々が彼に与えた転機以外の何物でもありませんでした。彼はカエサルとローマの覇権を賭けて戦ったポンペイウス・マグヌスの次子であり、父親亡き後はスペインで戦ったもののカエサルに敗れ、残党狩りから逃れてシチリア島に潜んでいたのです。そしてカエサルの暗殺に続き、思ってもみない報せが舞い込みました。新たな独裁者の出現を阻止するために手段を選ぶ余裕のなくなった元老院が、かつて追放した者たちに支援を求めてきたのです。ブルトゥスは軍団の指揮権を与えられ、ポンペイウスは海軍提督としてローマの海軍力を率いることを許され、シチリアで自らの艦隊を建造しました。

ポンペイウスは自らの支配領域をコルシカとサルディニアに拡大するためにこの政治的混乱を利用しました。第二次三頭政治の成立後、これらの島はカエサルの養子であるオクタウィアヌスの管轄とされましたが、ポンペイウスはローマからの海路を封鎖することにより彼に対抗しました。封鎖は完全なものではありませんでしたが、オクタウィアヌスとアントニウスの目下の標的がカエサルの暗殺者たちだったため、ポンペイウスは大規模な軍事攻撃を受けることはありませんでした。

しかしブルトゥスとカッシウスがギリシアで敗れた今、独裁に対する共和派最後の砦であるポンペイウスはオクタウィアヌスたちからの敵意を受けています。もし彼が十分に狡猾なら、元老院に今一度働きかけ、三頭政治の打破を試みるかもしれません。彼は思うままに艦隊を送ることのできる位置にいますが、それは同時にあらゆる方向からの攻撃を受けるという弱点にもなります。ネプトゥヌスの息子を自称するポンペイウスは、自らに配られたカードをどのように活用するかをじっくりと考えなければならないでしょう…

他の一族

年齢と経験を重ねた家門の有力者たちは指導者を補佐して助言を与えます。

ポンペイウス家

セクストゥス・ポンペイウスはローマ共和国再建のための大望を抱いていました。第二次三頭政治の面々がカエサルの暗殺者を追及する間、彼は根拠地であるシチリア島において強力な海軍を編成する時間を得ました。
  • 権力闘争: +5% 領有する州の汚職
  • 海の熟練者: +1 全港の募兵スロット
  • 先駆者: +10% 全ての地上軍と海軍の移動力