レピドゥス領ローマ(インペラトール・アウグストゥス)

ローマ軍団: +1 全州の募兵スロット
唯一の支配者: 他の全ローマ勢力に対する重度の外交ペナルティ(文化的な嫌悪)

解説

レピドゥスが苦い経験から学んだことは、ローマにおいて自身の運命を他者に委ねるのはひどく愚かな行為である、という教訓でした。カエサルが暗殺された時、彼はマギステル・エクィトゥム(騎兵長官)の地位にあり、独裁官であるカエサルの副官を務めていました。その後の余波において、レピドゥスは僚友マルクス・アントニウスに味方し、オクタウィアヌスに対抗するために兵力を貸すことを約束しました。その代償として、カエサル亡き後は空席になっていたポンティフェクス・マクシムス(最高神祇官)の座を手に入れました。その結果ローマに第二次三頭政治が成立し、彼は共和国を支配する絶対的な統治者の一人となったのです。

レピドゥスの過ちは、カエサルの暗殺者たちを討伐するための軍事行動をオクタウィアヌスとアントニウスに任せ、自身はローマで政務を取ることを選んだことでした。フィリッピの戦いでブルトゥスとカッシウスの軍を破ったオクタウィアヌスとアントニウスは名声とローマ市民からの大きな支持を獲得し、本来ならば三人の中でも最年長であり、経験と実績に長けたレピドゥスの存在が埋もれてしまう事態となったのです。

その結果、ローマの領域の再分配においてレピドゥスの努力が報いられることなく、彼はアフリカ及びヒスパニアという辺境を与えられる屈辱を味わいました。しかしながら、彼には失敗を挽回できるだけの機会が十分に残されています。三頭が互いに牽制し合う間、ローマの最も豊かな属州で自らの基盤を確実に固めるのです。権力の頂点を極めるためには、彼は最高の好機を待つ必要があるでしょう。

他の一族

年齢と経験を重ねた家門の有力者たちは指導者を補佐して助言を与えます。

レピドゥス家

レピドゥスは手腕に長けた交渉者であり、調停者です。彼は三頭政治を担いましたが、カエサル死後の体制変革を望みませんでした。しかしローマの状況と彼以外の者の野心のため、レピドゥスは権力を掌握するための戦いを余儀なくされました。
  • 軍事下手: +5% 傭兵部隊以外の募兵費
  • 営農の知恵: +10% 農業施設からの利益
  • 死の照準: +2 募兵した投射部隊の経験ランク