ローマ(ハンニバル侵攻)

パンとサーカス: +1 全州の食糧
ローマ軍団: +1 全州の募兵スロット

解説

ローマはイタリア半島の覇者となり、さらに地中海世界への影響力を拡大して飛ぶ鳥を落とす勢いにありました。カルタゴからサルディニア、コルシカ、そして最も重要なシチリアの支配を奪い、西部地中海の制海権を完全に手にしたのです。先の戦争で敗北したカルタゴは海上交易による利権の大部分を失い、もはやかつての国力はありません。しかしカルタゴ人はローマに面従腹背しつつ、密かに反撃の機会を伺っていることは明白です…敗戦で面目を失ったバルカ家の人間が兵士をかき集め、再びローマに挑戦しようとしているのです。

イベリアの莫大な銀によってローマへの賠償金を支払ったカルタゴの将軍ハミルカルの息子、ハンニバル・バルカは大金を投じて私軍を編成し、混乱と戦争を求めて恐るべき行動に出ました。彼はサグントゥムを包囲して陥落させ、ローマの領域に対する侵略を開始したのです。ローマ共和国は今や危険に晒されており、北方では油断のならぬガリア人が蠢動し、ハンニバルは蛮族と盟約を結んで軍を移動させています。

サグントゥムに対する攻撃は先の戦争の講和に対する明らかな裏切りであり、これを放置することはローマの権威の失墜以外の何物でもありません。カルタゴがイベリアに対して完全な支配権を確立しないうちに素早くハンニバルの軍勢を粉砕しなければならないでしょう。しかしローマ軍は慎重に作戦を練らねばなりません。ハンニバルはかつてローマが対戦したことがないほど危険な敵であり、彼が求めているのはローマ人の血だけです。彼を敗北へ追い詰めるにはたった一つ、カルタゴ本市を攻略するほかないでしょう…

コルネリウス氏族

コルネリウス氏族は執政官、将軍、政治家を輩出し、最も輝かしい伝統を持つローマの名門です。
  • ローマの誇り: ラテン文化の存在による社会秩序ボーナス (最大 +4)
  • 営農の蓄積: +15% 農業施設からの利益
  • カルタゴ滅ぶべし: 全フェニキア勢力との外交における重度のペナルティ(文化的な嫌悪)

他の一族

元老院はローマ共和国における最も重要な統治機関です。有力者や経験豊かな政治家で構成され、その主な役割は内政、外交、そして軍事を主導することです。元老院の語源はラテン語で老人を意味する「セネクス」で、そこから「セネートゥス」という言葉が長老議会という意味で使われるようになったのです。