ローマ(ガリア戦記)

パンとサーカス: +1 全州の食糧
ローマ軍団: +1 全州の募兵スロット

解説

BC146年にカルタゴを完全に滅ぼし、ローマは地中海の覇権を手にしましたが、その後も彼らが戦乱から解放されることはありませんでした。ハンニバルが残した深い傷はローマ人の心に恐怖を刻み込み、近隣のケルト人、あるいはゲルマン人からは絶える事のない侵略の脅威を受けていたのです。BC113年~BC101年のキンブリ・テウトニ戦争では最終的にガイウス・マリウスによってローマ軍は蛮族の撃退に成功しましたが、それまでに多くの苦しい敗北を味わわなければなりませんでした。次にローマを襲ったのは内乱という打撃です。スッラとマリウスとの血で血を洗う戦い、そしてスパルタクスを首魁とする第三次奴隷戦争は、ローマ人に自国の平和がいかに脆いものであるかを思い知らせました。

ユリウス・カエサルがガリアの征服を開始したのはこのような時代であり、彼はポンペイウスとクラッススの協力によってガリア・キサルピナとイリュリアの属州総督の地位を得ました。いわゆる第一次三頭政治による三者の結び付きは当初は内密とされており、それが明るみになったとき「三つ首の怪物による壟断」と彼らの政敵を憤慨させました。

ローマの友好部族であるアエドゥイ族がゲルマン人によって大敗を喫し、ガリアの情勢は一刻の猶予も許さないほど逼迫しています。まずはスエビ族の圧迫によって移住を試みようとしているヘルウェティ族に対処する必要があります。それはカエサルの大いなる征服と軍事的栄光の始まりとなるでしょう!

ガリア属州総督

執政官としての任期を終了すると、カエサルはガリア・キサルピナにおける5年間の属州総督の地位を得ました。これはローマの栄光の獲得と同時に彼個人の運命を変転させる大いなる機会でした。
  • 文化的迫害: +25% 異文化の存在による社会秩序ペナルティ
  • ローマ化: +2 文化の移行
  • 文明の規範: +10% 中立または敵勢力の領域で戦う場合の士気

SPQR

元老院はローマ共和国における最も重要な統治機関です。有力者や経験豊かな政治家で構成され、その主な役割は内政、外交、そして軍事を主導することです。元老院の語源はラテン語で老人を意味する「セネクス」で、そこから「セネートゥス」という言葉が長老議会という意味で使われるようになったのです。