郷村(採掘溝)
築造費 | 1,800 |
修復費 | 720 |
修復費(廃墟の場合) | 1,440 |
- 150 鉱業からの利益(工業)
- +2 1ターン毎の発展度
- -1 食糧
- 80 鉛
解説
鉛は比較的低温で溶融し、柔らかく成形しやすい特質を持つ金属で、現在においても様々な用途に使われています。鉛はもともと方鉛鉱から銀を精製する際に得られる副産物でしたが、ローマ人はその使用に長けており、領土内で1年間に8万トンもの鉛が生産されたと考えられています。特に富裕層は自宅にまで水道管を引いていましたが、その管は曲げやすい鉛によって作られていました。ここから由来し、ラテン語で鉛を意味するプルンブムは英語のプランバー(配管工)の語源になっています。他の用途としては建築現場に使われる楔や、拳闘士が拳を保護するための緩衝材としても使われました。エジプト人は陶器に塗る釉薬の原料として使い、バビロニアやアッシリアでは建設物の展板として用いました。しかし鉛には毒性があり、ローマ帝国が滅亡した原因の一つが鉛毒であると考える者さえいます。そこまでの影響はないにしても、ローマでは酢酸鉛を使った甘味料がワインに添加されていたことから、ワインの飲みすぎで鉛中毒になった富裕層がいたことは否めません。