漁港

築造費 1,500
修復費 600
修復費(廃墟の場合) 1,200
  • 40 海事の商業からの利益
  • 6 食糧
  • -2 1ターン毎の社会秩序(不衛生)
建設物チェーン 【アントニウス領ローマ(インペラトール・アウグストゥス), レピドゥス領ローマ(インペラトール・アウグストゥス), オクタウィアヌス領ローマ(インペラトール・アウグストゥス), ポンペイウス領ローマ(インペラトール・アウグストゥス), ローマ, ローマ(ガリア戦記), ローマ(ハンニバル侵攻)】
解説

地中海の沿岸地域では海産物は重要な食糧源でした。農作物が天候不順で壊滅した年でも、海は分け隔てなく恵みをもたらしてくれたのです。ローマ人は魚をそのまま食べるだけでなく、魚肉を発酵させてガルムという魚醤を醸造しました。ガルムはローマ人が好んで使用した調味料ですが、現代の人間には舌に合わないかもしれません。ガルムは魚の内臓を材料とし、塩をまぶして数ヶ月間陽光の下で熟成させます。地域によっては香草の煎じ汁を混ぜることもありましたが、ガルムの味や風味は使われる魚の種類や部位によって異なりました。安価な品から高級品まで様々な種類が存在したガルムはローマの全域で取引される重要な商品でした。遠いブリタニアで勤務する兵士たちでも、食事にはローマ産のガルムを使うことができたのです。ガルムは食用だけでなく医療用としても使われ、下痢や便秘、腫瘍などに効果があるとローマ人は信じていました。しかしガルムを好まないローマ人がいたのも確かで、哲学者のセネカはガルムの名産地であるスペインの生まれだったのにも拘らず、この調味料を不潔だとして嫌っていました。