バアル・ハンモンの祠堂
築造費 | 1,600 |
修復費 | 640 |
修復費(廃墟の場合) | 1,280 |
- 布告「税の徴収」 +2% 収税率
- +4% 全収入源からの利益
- +4 フェニキア文化の影響力
- +3 1ターン毎の社会秩序
- -1 食糧
解説
バアル・ハンモンはフェニキア人植民地で盛んに信仰された神であり、カルタゴにおける主神でした。この神は曲がったヒツジの角と髭を持つ男の姿で表され、天空を司り、雨や嵐を支配すると言われています。その力ゆえに彼は船乗りと農夫を守護する神であり、北アフリカの沿岸で大規模農業を営み海洋交易で富を得たカルタゴにとって非常に重要な神でした。バアルの神殿には天井がなく、常に空に開かれていました。カルタゴにおける彼の聖域はジェベル・ブ・コルネイン(「二本角の丘」の意)であり、カルタゴ湾を一望にできる高い丘でした。ここでバアルに香料と生贄が捧げられましたが、ローマ人は幼児を人身御供にしたとしてカルタゴ人を非難しています。この儀式については実際にどのようなものであったか、考古学者の間でも意見が分かれています。ハンモンの語源については定かではありませんが、フェニキア語で「火鉢」を意味するのではないかとの説があり、あるいは太陽神としての性格も持つのかもしれません。