カルタゴ(ハンニバル侵攻)

フェニキアの交易遺産: +10% 全商業施設からの利益
傭兵軍: -25% 傭兵部隊の維持費

解説

第一次ポエニ戦争での決定的な敗北の後、カルタゴの時間は国力と名声を取り戻すことに費やされました。ローマはイリュリアでの戦争に没頭していた間、バルカ家の有能な将軍ハミルカル・バルカはイベリアに着目し、自らの軍を率いて半島に遠征を行いました。反抗的な部族と戦う一方でイベリア人のいくつかとは友好関係を築くことに成功し、豊富なイベリアの鉱物資源の多くを手中にしたのです。特にイベリアから産出する銀の量は莫大で、ガデス(現在のカディス)の港を拠点とし、カルタゴ本国へ大量の銀が送られた結果、ローマへ支払う賠償金を完済してなお余りあるほどでした。

ハミルカルが死ぬと彼の遺志は娘婿のハスドルバルが継ぎましたが、美男子と呼ばれたハスドルバルは何者かの陰謀によって暗殺され、ハミルカルの長子ハンニバル・バルカが後継者となりました。彼は以前から念頭にあった計画を直ちに実行し、カルタゴのイベリア方面軍に加えて傭兵を指揮してエブロ川の南方を制圧しました。ハンニバルはそれに留まらずローマの同盟都市であるサグントゥムを包囲陥落させ、不完全燃焼に終わっていたローマとの戦争に再び火を投じたのです。

ハンニバルは類稀な統率力と戦術眼を備えていますが、それでもローマとの戦争に対して最終的な勝利を収めるのは至難の業です。彼は鋭く周囲を観察し、利用できるあらゆる状況を臨機に利用しなければならないでしょう。地中海のケルト系部族はローマを敵視している者たちが多く、彼らとの接し方さえ間違わなければ大きな戦力になります。勝利を達成するためにはカルタゴとその同盟勢力は全ての力を結集しなければなりません。それ以外にハンニバルの究極の目的 - ローマの完全なる破壊 - を実現させる手段はありません!

バルカ家

バルカ家はカルタゴでも名の通った家系であり、その名は「雷光」を意味します。この一族はローマの拡張主義に強く反発し、抵抗を続けました。
  • 戦略的な運動: +10% 全地上軍及び艦隊の移動範囲
  • 民衆の支持: フェニキア文化の存在による社会秩序ボーナス (最大 +4)
  • 大いなる敵: 全ラテン勢力との外交における重度のペナルティ(文化的な嫌悪)

他の家系

この組織はカルタゴの評議会であり、カルタゴ市民から選ばれた者によって構成されています。彼らはカルタゴの行政官とともに国政のための審議を行っています。