ザルモクシスの聖域
築造費 | 4,500 |
修復費 | 1,800 |
修復費(廃墟の場合) | 3,600 |
- 布告「パンとゲーム」 +15% 農業施設からの利益
- +20% 文化からの利益
- +16% 全収入源からの利益
- +6 バルカン文化の影響力
- +6 1ターン毎の社会秩序
- -8 食糧
解説
ゲタイ人はザルモクシスを至高の神、もしくは多くの神々を従えた王であると考えていました。ヘロドトスはザルモクシスとゲベレイジスが同一の神の違う呼び方であると記述していますが、『歴史』の別の文章ではザルモクシスはもともと人間であったとも伝えています。それによれば彼はピタゴラスの奴隷でしたが、自由になると財産を成してゲタイに帰り、精神の不滅なることを人々に説いたというのです。ヘロドトスはザルモクシスがピタゴラスの奴隷であったことは時代的にあり得ず、この説は信用できないとしていますが、現在の研究ではザルモクシスとピタゴラスの教えに類似性があり、ギリシア人が蛮族への優位性を示すためにザルモクシスをピタゴラスの奴隷とした話を創作したのではないかと考える歴史学者もいます。あるいはザルモクシスは実在ないしモデルとなるような人物がいて、ピタゴラスのように魂が輪廻することを教えていたのかもしれません。彼の死後、教えを受けた者たちがザルモクシスを神格化して最高神の座へと引き上げ、主神であったゲベレイジスと習合したということも考えられます。