ダキア(インペラトール・アウグストゥス)

迅速な行動: +50% 傭兵部隊の維持費
略奪の約束: -50% 傭兵部隊の募兵費

解説

その言語と民族性の共通点により、ダキア人はトラキア人と起源を同じくする民族であると現在では考えられています。しかし時代が進むにつれ、ダキア人は独自の文化を築くに至りました。ダキア人は不滅の魂という新しい概念を持っており、ザルモクシスという主神の信仰に関連しています。その結果ダキアの最高司祭は強い権限を有し、時として部族全体の政治方針に関与することもありました。

BC82年頃に即位したブレビスタ王は黒海沿岸からパンノニアの盆地に渡る広大な地域に居住していたダキア人の諸部族を初めて武力統一した王として知られ、彼の絶頂期には各部族から合計20万人にも及ぶ戦闘員を召集し、強大な軍を指揮していました。ダキアの戦士たちはファルクスという鎌に似た両手用の刀を使い、先端が内側に湾曲した刃はローマ兵の四肢を簡単に切断するほどの切れ味を見せ、彼らの敵を恐れさせていました。

ダキア人はローマ内戦においてポンペイウスと連携する姿勢を見せたため、内戦の終結後にカエサルは将来的な危険を封じるためにダキアへの遠征を企図していました。この計画はカエサルの暗殺によって霧消しましたが、ローマとの戦いを回避したと思ったのも束の間、陰謀によりブレビスタ王は暗殺されてダキア内は混乱に陥りました。

しかしこの状況は好機であるとも言えます。ローマが分裂している今、優れた指導者が部族を結び付けて戦士の力を一つの目的のために結集できれば、ダキアは再び強大な軍事力を持てるでしょう。そしてこの誇り高く謎めいた人々が他国を圧倒し、支配する時が訪れるのです。

他の族長

年齢と経験を重ねた部族会議の長老は最も賢い男たちです。そのため彼らは部族の意志の代表者であり、必要に応じて王に助言します。

部族長の家系

ダキア人はドナウ川下流域を居住地とする多くの部族集団です。彼らは外部を注視する拡張主義者であり、周囲の諸部族を襲撃しながら今日まで生き残りました。部族の長老は賢人として重んじられています。
  • 旧き敵: -25 全遊牧民勢力との外交
  • 我らの神々: バルカン文化の存在による社会秩序ボーナス (最大 +4)
  • 烈しい独立心: +10% 戦闘における白兵戦防御