デルゼラスの森
築造費 | 1,200 |
修復費 | 480 |
修復費(廃墟の場合) | 960 |
- +5% 農業からの利益
- +3 バルカン文化の影響力
- +4 1ターン毎の社会秩序
- -1 食糧
解説
「トラキアの騎士」として知られるデルゼラスは英雄神であり、健康と活力、そして黄泉を司る神でした。トラキアの他の神々と同じく、デルゼラスもまたギリシアの神との多くの相似点が見られ、特に冥府の王であるハデスとは注目すべき共通点があります。ハデスは多くの場合ヒマティオン(長衣)を着た髭のある男として表されますが、これはデルゼラスも同じです。更にコルヌコピア(豊穣の角)はハデスの象徴ですが、この角を持った土器製のデルゼラス像がブルガリアのバルナで発掘されています。また地理的な関係から、ゲタイの神であるザルモクシスやゲベレイジスとも関連があるかもしれません。トラキア人の居住していた地域からは多くのデルゼラスの小像が出土しており、この神が広い地域で信仰されていたことを示しています。僅か13歳で即位したローマのゴルディアヌス3世とデルゼラスを象った貨幣が発見されており、この神がローマ支配時代においても民衆から広く信仰されていたことの証明となっています。