ゲタイ(パイレーツ&レイダース)

迅速な行動: +50% 傭兵部隊の維持費
略奪の約束: -50% 傭兵部隊の募兵費

解説

ゲタイとはドナウ川下流域を居住地とし、盟約によって緩く結び付いた多くの部族集団の総称です。彼らは周囲の部族とは違う独特の信仰を持っており、稲妻と雷鳴によって顕現するゲベレイジス、そして元々は人間であったものの不死の神となったザルモクシスを崇めているのです。この二柱は同一の神である可能性があり、もしくは神の預言者であったザルモクシスが神格化されて主神であるゲベレイジスと同一視されるようになったのかもしれません。ゲタイ人にとって彼らの神は絶対であり、他の神々を受け入れることはありませんが、彼らは神々を時として人間に仇なすものと考えており、嵐を鎮めるためにゲベレイジスに向かって矢を放つ呪術的な儀式を行うこともあります。

後にローマ人がダキア人と呼んだ部族とゲタイ人との民族的な関係については良く分かっていませんが、言語的には多くの共通点が見られることが知られています。ゲタイ人とはギリシア人による呼称であり、ヘロドトスは『歴史』の中で彼らの風俗について詳しく述べています。彼らの軍は騎兵による突撃と一撃離脱戦法によって知られており、その評価はかつてオドリュサイ王国に支配されて兵士を提供していた時代に築かれました。

マケドニアのアレクサンドロス大王はペルシア遠征を開始する前にゲタイ人と戦い、他の多くの地域と同じようにゲタイの地を征服しました。その後ゲタイは長らくマケドニアに服属していましたが、大王の死後の帝国の解体と後継者国家による争いは、ゲタイ人たちに独立と勢力の強化を求める機会を与えました。彼らは以前の宗主と弱体化した隣接勢力に反攻する用意を整えています…受けた屈辱を100倍にして返すために!

他の族長

各支族の長は賢明にして経験豊かであり、必要に応じてゲタイの部族長に助言を行います。

部族長の家系

ゲタイとはドナウ川下流域を居住地とする多くの部族集団の名称です。彼らは外部を注視する拡張主義者であり、周囲の諸部族を襲撃しながら今日まで生き残りました。部族の長老は賢人として重んじられています。
  • 旧き敵: -25 全遊牧民勢力との外交
  • 我らの神々: バルカン文化の存在による社会秩序ボーナス (最大 +4)
  • 烈しい独立心: +10% 戦闘における白兵戦防御
開始時の領土
マルウァ
勢力固有の部隊