トラクス剣士
募兵費 | 710 | |
維持費 | 120 | |
白兵戦攻撃 | 38 | |
武器ダメージ | 34 | |
対歩兵ボーナス | 2 | |
突撃ボーナス | 18 | |
白兵戦防御 | 57 | |
防具 | 75 | |
耐久力 | 60 | |
基本士気 | 55 |
解説
トゥレオスと呼ばれる楕円形の盾はBC3世紀頃からギリシア世界で一般に使われるようになりました。腕で支持したホプロンとは違い、トゥレオスは中央に握りが付いており、盾の中央に補強のための脊柱が走っていました。握りはボスと呼ばれる半球状の金属で保護されており、この部分で敵を殴打することができました。トゥレオスはその形状からケルト人が使っていた盾の影響を受けたことが明らかであり、恐らくギリシアとマケドニアへのケルト人の侵入の際に最初にもたらされたものと考えられ、イリュリアやトラキアでも類似した盾を使用していました。トゥレオスは木の厚板の上に革を張っており、金属のホプロンよりも大型なのにも拘らず軽量でした。トゥレオフォロイはこの盾に由来しており、この盾を使ってファランクスのように隊形を組んで戦うことも、あるいは投槍を放って散兵のように戦うことも可能な有用な兵士でした。後にローマはこの盾をさらに発展させたスクトゥムを軍団兵の盾として使用しました。