エジプト

アレクサンドロスの遺産: -20% 他勢力からの侵略に対する抵抗
後継者の闘争: +10% ギリシア勢力との戦闘時の全部隊の士気

解説

エジプトでは遥か古代から様々な王朝が興隆しては滅亡していきましたが、現在この土地を統治するのはアレクサンドロスの将軍であったプトレマイオス1世から始まるプトレマイオス朝であり、エジプトを支配した32番目の王朝にあたります。プトレマイオスはエジプトの太守に任命されていましたが、大王の死後はこの土地に割拠して支配権を確立し、伝統的なエジプトの方式に倣いファラオとして君臨しました。ギリシア人の征服王朝により統治されるようになったエジプトは交易と文化、そして学問の中心地となりました。プトレマイオス朝の君主は賢明にもマケドニア人ではなくファラオとしてエジプトを支配し、新しく誕生したギリシア=エジプト人とも呼ぶべき支配階層は彼らが受け継いだ政治と宗教の制度によって貢献を果たしました。少なくとも支配階層の間においては、ギリシア文化は古来のエジプト文化と同等に尊重されているのです。

しかし全てにおいて問題がなかったわけではありません。移民したギリシア人と在来のエジプト人が反目する場合も多く、ギリシア人の駐屯軍は必ずしも現地の自治体と調和したわけではありません。エジプト人の蜂起による反乱も稀なことではありませんでした。とはいえエジプトとギリシアの結合は多くの成果を実らせ、エジプトとギリシアの様式が混在したプトレマイオス朝の軍隊はディアドコイ戦争において国家の独立と地位を守り続けました。海上においては強力な海軍が交易路を警護し、エジプト人の造船技師はその手腕を評価されています。

現在エジプトの政治は安定しており、ナイルは人々に豊かな恵みを与え、商人は海を渡って大きな富を得ています。これまでの利益を守りつつ、さらなる発展を遂げるために、ファラオの将軍と提督たちは多くを達成しなければならないでしょう。

他の家系

プトレマイオス朝の貴族階層は、ギリシアの貴族家系とギリシア化された現地エジプトの上流家系が複雑に混淆しています。

プトレマイオス家

アレクサンドロス大王の将軍の一人であったプトレマイオス1世はエジプトを支配する王家の開祖です。プトレマイオス朝の統治の下、エジプトは影響力と富、そして力を有し続けるのです。
  • 征服王朝: +25% 異文化の存在による社会秩序ペナルティ
  • プトレマイオスの啓蒙: +10% 研究速度
  • 海軍の力: +1 募兵したエジプト船の経験ランク