バクトリア

アレクサンドロスの遺産: -20% 他勢力からの侵略に対する抵抗
後継者の闘争: +10% ギリシア勢力との戦闘時の全部隊の士気

解説

バクトリアはインドや遠く隔たった中国へと続く交易路の出入り口であり、西方と東方を繋ぐ要衝でもあります。現在はイランの北東部やアフガニスタンの一部に当たり、アレクサンドロス大王によって首都となる都市が築かれました。大王の死後はセレウコス朝の支配地となり、「千の都のバクトリア」と呼ばれる豊かな地域として知られました。その富は交易や肥沃な谷、そして恵まれた農地によって生まれていたのです。

バクトリアの住民は在来民とペルシア人、そしてアレクサンドロスによって奨励されたギリシア人による移民です。大王の妃であり、後に生まれたアレクサンドロス4世の母であるロクサネはバクトリアの王女でした。他の東方の地域と比較してもギリシア移民の数が多く、結果としてギリシア文化の影響が色濃くもたらされました。この地を支配下に置いていたセレウコス朝は他のディアドコイ国家との闘争に神経を集中させており、独立したヘレニズムの王国となる前からバクトリアは半ば独立した総督領となっていました。

新しい王の統治の下、バクトリアの軍隊は小規模ですが活力的な陣容を誇っており、セレウコス朝の権威の失墜やパルティアの不注意はそのままバクトリアの利益となるでしょう。強力な兵と豊かな富は、彼らを地中海にまで導くことを可能とするかもしれません。

他の貴族

ギリシアとペルシアの遺産が混じり合いながらも保たれているバクトリアは、ギリシアの文化を共有する幾つかの有力な家系が宮廷において連合しています。王の一族はそれ以外の貴族たちを迎えるための坩堝のような役割を担っています。

王の一族

バクトリアの総督であったディオドトスは独立を得ましたが、これによりかつての君主であったセレウコス朝の支配者の怒りを招くことになるでしょう。
  • 遊牧民の敵意: 全遊牧民勢力との外交における重度のペナルティ(文化的な嫌悪)
  • ギリシア化: +4 文化の移行
  • バクトリアの繁栄: +5% 工業及び商業施設からの利益