長槍兵

募兵費 600
維持費 110
白兵戦攻撃 34
武器ダメージ 24
突撃ボーナス 7
白兵戦防御 25
防具 65
耐久力 55
基本士気 45
アビリティ
長所と短所
  • 防御に優れた部隊
  • 小さなダメージと平均的な徹甲力
  • 平均的な白兵戦攻撃
  • 普通の士気
  • ファランクスでないときは非常に脆弱
解説

サリッサを持った歩兵部隊の密集隊形は恐るべき槍の壁を形成し、死の切っ先に突入できる兵士は(特に騎兵には)存在しませんでした。サリッサは長さ4~7mの両手で持つ長槍で、マケドニアのフィリッポス2世により考案され、この長大な兵器を持つ部隊はアレクサンドロス大王と彼のディアドコイたちにより軍の主力とされました。穂先は鉄製、石突きは青銅製で、バランスが取り易いように重量配分が工夫されていました。個人用の武器ではなく、あくまでファランクスを組んだ時に威力を発したのです。攻撃のため前進する時、ファランクスは16列×16列の方陣を組み、前5列の兵士がサリッサを前方に突き出しました。防御の際は各々の兵は動きを止め、互いの身体が盾で隠れるように間隔を狭めます。ファランクスの弱点は機動性のなさで、また後方や側面は無防備でした。フィリッポス2世はサリッサを使ったマケドニア式のファランクスで最強の地上軍を生み出しましたが、彼がこの長槍を考案した契機については諸説あります。彼がトラキアもしくはイリュリアで襲撃された際、槍で足を刺されて穂先が馬まで達したことからではないかと考える研究者もいます。