アピの森
築造費 | 1,500 |
修復費 | 600 |
修復費(廃墟の場合) | 1,200 |
- 布告「拠出金の徴集」 +1% 収税率
- +4% 全収入源からの利益
- +4 遊牧民文化の影響力
- +4 1ターン毎の社会秩序
- -1 食糧
解説
アピはスキタイの大地母神であり、重要な信仰の対象であったことは疑いありません。遊牧民は季節毎に占有している土地を巡回する人々であり、ステップを当て所もなく彷徨しているわけではありません。彼らにとって牧草地は絶対であり、大地の生命力に敬意を払い続けていました。大地そのものに対する信仰は世界中で普遍的に見られますが、ヘロドトスは『歴史」の中でアピをギリシアの地母神ガイアと同一視しています。これが正確な比定であれば、アピはメソポタミアのイシュタルやアナトリアのキュベレー女神と同じような神格を持っていたのではないかと推察されます。アピに関する儀式についてヘロドトスは何も語っていませんが、遊牧民の他の神と同じように重要な祭儀には生贄が捧げられていたことは間違いないでしょう。スキタイ人は角が毎年生え変わる雄鹿を再生の象徴としており、あるいは雄鹿をアピの聖獣と見なしていたかもしれません。