聖なる樹
築造費 | 700 |
修復費 | 280 |
修復費(廃墟の場合) | 560 |
- +2 ゲルマン文化の影響力
- +2 1ターン毎の社会秩序
解説
樹木はヨーロッパの諸部族にとって、我々が考えるよりはるかに重要な資源でした。それは燃料であり、建設物の資材であり、そして崇拝の対象となったのです。やや興味本位に扱われている嫌いはありますが、大プリニウスやルカヌスはケルト人が森林の中の空間を神聖な土地と見なしていたと記しています。その神秘的な場所は動物も足を踏み入れようとせず、恐ろしいほどの沈黙が支配し、そして木々は生贄の血で染まっているというのです。一般的には知られていませんが、ゲルマン人もまた樹木を信仰しており、イルミンスール(「イルミンの柱」の意)と呼ばれた大樹を崇めていたことが分かっています。歴史学者の中には、タキトゥスが『ゲルマニア』の中で言及している「ゲルマンのヘラクレスの柱」がこの神樹のことではないかと考える者もいます。残念なことに神樹はローマ人の目に触れず、これ以上史料に残されることもありませんでした。