スエビ(ガリア戦記)

戦士の社会: +1 隣接する勢力と交戦する毎の社会秩序
略奪者: +20% 襲撃と略奪から得られる収入

解説

カエサルはスエビ族を「あらゆるゲルマン人のうちでも最も力が強く、最も好戦的な部族」と記述しています。スエビとは「我らが民」を意味し、その名の通り単一の部族ではなく共通の言語と信仰を有するゲルマン人部族の連合体です。彼らは武勇を何よりも重んじ、民によって選ばれた族長と王によって指導されています。しばしばライン川を渡河してガリアに侵入し、付近の村落を襲撃しては風のようにゲルマニアへ戻る略奪行為を長年の間繰り返してきました。彼らにとっては戦いにおける名誉こそ全てであり、髪を「スエビ結び」として知られる独特な形に結うのもその表れといえます。この髪型を許されるのは自由民の戦士のみであり、また地位の高い人間は凝った形に括り上げて自らの社会的地位を誇示する場合もあります。

アエドゥイ族とガリア南部の覇権を争っていたアルウェルニ族はセクァニ族と共謀し、戦いを有利に運ぶためにスエビ族をガリアへ呼び寄せました。しかしローマ元老院から「ローマの友」の称号まで受けていたスエビのアリオウィストゥス王はガリア人に利用されることを良しとせず、この絶好の機会をゲルマン人の勢力拡大のために利用したのです。

BC63年のマゲドブリガの戦いでアエドゥイ族を完膚なきまでに破ったスエビ族は敗者に貢納義務を負わせ、さらにセクァニ族からは約束以上の土地を求め、ライン川の東方から多くのゲルマン部族を集めました。およそ12万人にも上るゲルマン人をガリアに定住させ、アリオウィストゥスは事実上の支配を固めようとしましたが、野心的なローマはこれを知って友好部族の救援の名目で軍事的介入を行うかもしれません。しかしローマの手出しは断固として粉砕する必要があります。ガリアの資源と土地はスエビ族のものであり、それを阻もうとする者はゲルマンの恐るべき戦士たちの鉄槌を受けることになるでしょう。

他の族長

年齢と経験を重ねた部族会議の長老は最も賢い男たちです。そのため彼らは部族の意志の代表者であり、必要に応じて王に助言します。

部族長の家系

このゲルマン部族の戦士は特徴ある髪型で知られています。髪の房を独特な形に結い上げて、自分が奴隷ではなく戦士であることを主張するとともに、自分を高く見せているのです。スエビは気紛れで信頼できないという評判を得ていますが、彼らの敵はそれに加えて恐るべき凶暴さも思い出すでしょう!
  • 農業の強制: -50% 農業施設からの利益
  • 戦士の社会: +1 隣接する勢力と交戦する毎の社会秩序
  • ゲルマニアよりの侵入者: +10% 中立または敵勢力の領域で戦う場合の白兵戦攻撃
開始時の領土
ラウリコン ウブルジス