戦闘犬

解説

犬は一万年以上前に家畜化されたと言われており、外敵への警戒や追跡など多くの用途で古くから人間のために働いています。いくつかの軍では熟練した訓練師による調教で、大型の犬を特別に戦闘のために使おうと考えました。これらの戦闘犬は特別な環境で育てられ、戦闘の騒音と混乱を無視するように訓練されました。犬たちに餌を与えずに飢えさせたまま戦場へ運び、ボスである訓練師の命令一下解き放ち、敵の喉笛めがけて食いつくように調教したのです。物凄い速さで駆け寄る猛犬を見れば人間はたじろがずにはいられません。敵の動きが止まり、あるいは混乱が発生したところに味方の本隊が突入して戦闘を優位に進めるのです。