同盟市エクストラオルディナリイ
募兵費 | 760 | |
維持費 | 140 | |
白兵戦攻撃 | 37 | |
武器ダメージ | 34 | |
対歩兵ボーナス | 2 | |
突撃ボーナス | 18 | |
白兵戦防御 | 52 | |
防具 | 95 | |
耐久力 | 65 | |
基本士気 | 55 |
解説
彼らはローマの同盟市であるイタリア諸都市やラテン同盟の軍から選抜された精鋭部隊の兵士たちです。エクストラオルディナリイとはラテン語で「通常ではない者たち」を意味し、同盟市の歩兵部隊の中からおよそ5分の1の兵士が選ばれ、後衛や偵察など危険を伴う特別な任務を与えられました。このような選抜部隊の制度がいつ始まったのかは不明ですが、ローマの歴史家リウィウスはBC310年の挿話として、同盟市のデレクタエ・コホルテス(「選抜された一団」の意)という部隊について言及しており、これがエクストラオルディナリイの前身ではないかと考えられています。BC295年のセンティヌムの戦いではローマの本営を敵の襲撃から守るためにカンパニア騎兵の中から警護兵が選ばれており、類似の選抜制度の可能性があります。エクストラオルディナリイについて最も詳しく記述しているのはポリュビオスであり、BC146年には制度が存在したことが確認できます。しかしマリウスの軍事改革によってローマ軍団と支援軍の軍制が確立してからは廃止されたと見られ、それ以降の史料に言及されることはなくなっています。