絨毯職人
築造費 | 6,100 |
修復費 | 2,440 |
修復費(廃墟の場合) | 4,880 |
- +20% 全商業からの利益
- 300 製造からの利益(工業)
- -8 食糧
解説
糸を紡いで機を織る技術は世界で最も古い工芸技能の一つであり、古代にはあらゆる社会に織物の技を習得した人間がいました。最も単純な平織りは奴隷や子供たちの仕事で、安価ではあるものの機能的な布地を生産しました。熟達に数年を要するような高度な織物は富の象徴となり、専門の織工の手によって作られました。それらは高価なタペストリーや豪華な衣装など、一部の富裕階層の人間だけが使用できる贅沢品でした。各地の神話においても機織りを司る神が存在し、この技術が古代社会で重要視されていたことの証左となっています。ギリシア神話においてはアテナがそれに当たりますが、興味深いのはモイライという運命の三女神の存在です。彼女たちは人間の寿命を糸車によって割り当て、紡ぎ、そして断ち切ります。機織りが単なる手工業ではなく、人間の運命を象徴する技芸と古代人は見ていたのかも知れません。