パルティア(インペラトール・アウグストゥス)

ペルシアの交易遺産: +10% 全商業施設からの利益
偉大なる射手: +25% 全部隊の矢弾数

解説

セレウコス朝の総督領から独立したパルティアはアケメネス朝ペルシアの後継者であり、文化的多様性を持つ王国です。もともとは中央アジアの遊牧民族であったパルニ族のアルサケスにより創建され、野心的でカリスマに溢れていた彼はBC283年頃にステップから軍勢を率いてパルティア州に侵入し、自分自身の国を樹立しました。

彼から始まった王朝は年月を重ねるごとに勢威を増大させ、パルティアの領域はイラン東部のユーフラテス川の流域一帯に拡がりました。その地域はアレクサンドロス大王以来、ギリシアとペルシアの文化、言語、習慣、宗教の坩堝となっていました。パルティアは絹の道により東方の諸国との関係を構築し、交易によって莫大な富を国庫に蓄えました。

現在、パルティアにとって重要な時が訪れようとしています。ローマの拡大によりセレウコス朝は無力となり、アルメニアは運命を閉ざされました。最後に残ったのはパルティアであり、東方においてローマに抵抗する唯一の大国となっています。BC53年のカルラエの戦いではローマは最も深刻な軍事的敗北の一つを経験しました。騎兵は小型ですが強力な複合弓を装備し、「パルティアの一射」として知られる騎射戦術によって4倍もの兵力を有していたローマ軍に大勝したのです。マルクス・アントニウスの注意が背後のオクタウィアヌスに向けられている間、パルティアは領域を拡大する好機を得ることができるでしょう。

他の家系

年齢と経験を重ねた家門の有力者たちは指導者を補佐して助言を与えます。

アルサケス家

パルニ族の長アルサケス1世はイラン東北部のパルティア地方を制圧し、その反乱の後もセレウコス朝の軍勢から独立を守り通しました。
  • ゾロアスター教の奴隷否定: +25% 奴隷による社会不穏
  • 多文化主義: -25% 異文化の存在による社会秩序ペナルティ
  • 騎兵の達人: +1 募兵した騎兵の経験ランク