ベンディスの聖域
築造費 | 4,000 |
修復費 | 1,600 |
修復費(廃墟の場合) | 3,200 |
- 布告「パンとゲーム」 -15% 部隊の募兵費
- +20% 募兵した投射歩兵の士気
- +20% 畜産からの利益(農業)
- +2 バルカン文化の影響力
- +2 1ターン毎の社会秩序
解説
トラキアの月の女神であるベンディスは槍を持った狩人の姿で表されます。彼女はギリシアの狩猟の女神アルテミスと驚くほど似通っており、多くの点で共通しています。しかしアルテミスとは異なり、ベンディスはしばしばサテュロスやマイナス(「喚く者」の意。ディオニュソスの信奉女)を伴っていました。トラキア人がアッティカ地方に移住した際、アテナイにベンディスの神殿を建てることを求め、それを契機としてギリシアでも彼女の信仰が広まりました。ベンディスの祝祭はベンディデイアと呼ばれ、アテナイの暦のタルゲリオン(5月後半から6月前半)の6日から7日にかけて執り行われました。プラトンは著作『国家』の中でベンディデイアについて触れており、アテナイ人とトラキア人の双方が夜間に騎乗し、松明を持ってベンディスの神殿まで粛々と行進する様子が言及されています。現在残されている石碑には供物を受け取ったベンディスがアポロンにそれを譲っている姿が描かれており、彼女がアルテミスと同一視されていたことが示されています。