メダウロスの聖域
築造費 | 4,700 |
修復費 | 1,880 |
修復費(廃墟の場合) | 3,760 |
- 布告「拠出金の徴集」 +6% 収税率
- +16% 全収入源からの利益
- +8 バルカン文化の影響力
- +8 1ターン毎の社会秩序
- -8 食糧
解説
メダウロスは騎乗して槍を構えた戦士の姿として表され、古代にイリュリア人によって栄えた都市リゾンの守護神として知られていました。リゾンは現在ではモンテネグロ共和国のコトル湾近郊の町リサンにあたり、BC229年のイリュリア戦争の際にデミトリウスに裏切られた女王テウタが避難した都市としても有名です。イリュリア王国が滅亡して支配者がローマに移ってから、リサンの繁栄は長い間続きました。記録ではメダウロスはリゾンの守護神と伝えられているのにも拘わらず、この町での発掘調査ではその証拠となるような出土品は発見されていません。その記録というのは北アフリカにローマ人が築いた都市ランバエシスのアスクレピオス神殿に残っていた碑銘であり、これはもちろんイリュリア人ではなく、ローマの元老院議員によって献納されました。ローマ人はメダウロスの守護神としての面をアスクレピオスの諸相のうちの一つであると見なしていたのかもしれません。碑銘の内容は、ローマから遠く離れた辺境である地が神によって守られることを祈願するものでした。