トラキア戦士
募兵費 | 420 | |
維持費 | 90 | |
白兵戦攻撃 | 46 | |
武器ダメージ | 45 | |
対歩兵ボーナス | 0 | |
突撃ボーナス | 36 | |
白兵戦防御 | 12 | |
防具 | 30 | |
耐久力 | 50 | |
基本士気 | 45 |
アビリティ
長所と短所
- 平均的な白兵戦攻撃
- 脆弱な白兵戦防御
- 平均的なダメージと低い徹甲力
- 低い士気
解説
ギリシア北部に広がるトラキアには約40もの部族が居住しており、彼らは共通の言語と文化を持っていました。彼らは戦いを愛し、乱暴で支配を受け付けず、敵にすると恐ろしいが味方にすると頼もしい人間たちとみなされていました。多くのギリシア人は彼らが強力なリーダーシップを持った指導者に統一されて、南へ侵略に押し寄せる事態を恐れていました。そのような事態はついに訪れませんでしたが、しかしトラキア人の傭兵はギリシア、あるいはギリシアと戦うペルシア軍に多く見られました。彼らは手強い軽歩兵や散兵としてしばしば活躍し、BC217年のラフィアの戦いでは交戦したプトレマイオス朝とセレウコス朝の両方の軍の中にトラキア兵がいたのです。彼らは前方に湾曲した鋭い刃と長い柄を持つロンパイアと呼ばれる武器の扱いに非常に長けており、易々と敵兵の手足を切り落としました。BC73~BC71年の奴隷戦争において軍を率いてローマを苦しめたスパルタクスはトラキア出身とローマの歴史家が記しており、もしこれが正しければ全てのトラキア人の中でもっとも有名な「将軍」であると言えるでしょう。