テュリス(パイレーツ&レイダース)

迅速な行動: +50% 傭兵部隊の維持費
略奪の約束: -50% 傭兵部隊の募兵費

解説

テュリスは混沌の中から生まれました。そもそも町を創建したのは、BC3世紀にブレンヌスに率いられてはるか西方の森からギリシアに侵入した夥しいケルト人の一部でした。

この頃、ギリシアはアレクサンドロス大王の死後のディアドコイ戦争の只中であり、彼らの侵入によって混乱に一層の拍車をかけたのです。当時のマケドニア王プトレマイオス・ケラウノスはギリシアとマケドニアへのケルト人の侵入を知り、撃退のために自ら軍を率いたものの戦死して遺体を晒されました。これ以降マケドニアは王が次々と代わる不安定な情勢となり、ケルト人はこの状況を利用して略奪を繰り返しながら南下しました。彼らを食い止めたのはペルシア戦役以来の危機に団結したギリシア諸都市であり、彼らはBC279年に古戦場テルモピュライでケルト人連合軍を迎え撃ち、ようやくケルト人たちを殲滅しました。

この敗北の後、生き残りのケルト人たちの一部はトラキアの北東部に逃げ延びました。そこは黒海の沿岸部であり、付近の集住地を襲撃して食糧や財物を略奪できる理想的な位置にありました。アナトリア半島へと渡って傭兵として生きる道を選ぶ者もいましたが、それ以外の者は町を築き、自らテュリス王国を名乗って遂に定住の地を手に入れました。

彼らは周辺部族を襲撃して略奪を繰り返すことにより生き延びて来ましたが、今はより大きな目的を達成するための準備を整えています。凶暴なトラキア人たちを打ちのめし、ケルト人の力の証を高々と掲げるのです!

他の族長

各支族の長は賢明にして経験豊かであり、必要に応じてテュリスの部族長に助言を行います。

部族長の家系

BC280年にブレンヌスに率いられ、ギリシアに侵入した大勢のケルト人のうちの一部がテュリスの町を築きました。彼らは外部を注視する拡張主義者であり、周囲の諸部族を襲撃しながら今日まで生き残りました。部族の長老は賢人として重んじられています。
  • トラキアの抑圧: バルカン文化の存在による社会秩序ペナルティ(最大 -4)
  • 剣に生きる: +1 募兵した歩兵の経験値
  • 強奪者: +150% 襲撃から得られる収入
開始時の領土
アンテイア
勢力固有の部隊