貴族槍兵
募兵費 | 1,100 | |
維持費 | 200 | |
白兵戦攻撃 | 32 | |
武器ダメージ | 30 | |
対騎乗部隊ボーナス | 15 | |
突撃ボーナス | 32 | |
白兵戦防御 | 75 | |
防具 | 80 | |
耐久力 | 65 | |
基本士気 | 70 |
解説
ダキア人の起源については現在でもよく分かっていません。彼らの居住地域はカルパティア山脈の周辺に集中していますが、隣接するトラキアの諸部族とは異なり、彼らは積極的に領域を拡大しようとはしませんでした。ダキアに馬は産出せず、その軍はほとんど全てが歩兵だったため、彼らは同盟を結んでいたサルマタイ人に騎兵を求めました。多くのダキア人は軽装歩兵として戦い、投槍と短剣、そして楕円形の盾を装備していました。しかしダキア軍の中で最も恐れられたのはファルクスと呼ばれる特殊な刀を持っていた兵士であり、彼らはその刀を使い、いとも簡単に敵の腕や首を切り落としました。ファルクスは刀身が鎌のように湾曲した両手用の武器で、熟練した戦士ならば人間の頭頂から心臓の位置まで真っ二つに切り裂くことが可能でした。ファルクスで頭や腕に重傷を負った兵士が続出したために、ローマ軍は鎧を改良せざるを得なかったほどです。AD101~106年のダキア戦争においてトラヤヌス帝はようやくダキア全土を平定し、戦役の情景がトラヤヌス記念柱に残されています。