白兵二段櫂船, 支援軍山岳民
募兵費 | 220 | |
維持費 | 44 | |
船体強度 | 501 | |
船速 | 6 | |
白兵戦攻撃 | 20 | |
武器ダメージ | 26 | |
白兵戦防御 | 36 | |
防具 | 15 | |
耐久力 | 45 |
解説
衝角が軍船に装備されたのはBC9世紀頃とされています。この武装によって海軍とその戦術は大きく変化し、船は単に兵士を乗せるだけの役割ではなく、それ自体が兵器として運動するようになりました。衝角は青銅製で、当初は牛の角のように鋭角に造られましたが、敵の船体に刺さって抜けなくなる事態が発生したため、先端が広がった扇のような形が主流となりました。敵船に体当たりして船殻に被害を及ぼすにはガレー船の速度や衝突角度が重要となり、より速く、より小回りが利く船が求められました。速度を上げるには多くの櫂を必要としますが、船内スペースには限界があり、船体を大きくすれば機動性が減少します。そのため漕ぎ手の腰掛けを延長し、一本の櫂を複数の人間で漕ぐことで解決を図りました。これらの船は高速で機動力があり、不測の事態にも対応することが可能でした。またいくつかの国は海戦の新兵器として火壺を使用しました。これは可燃油や硫黄、樹脂で満たされた素焼きの壺で、着火したのち敵船に放たれました。上手く命中すれば消火に非常に時間がかかるため、敵の戦闘能力を大きく削ぐことができました。
東方の山岳民は起伏の多い険しい地形を得意とし、散兵や軽歩兵となって彼らの境界を侵す者を攻撃します。山岳民の一つであるビテュニ族(ビテュニアの地名は彼らに由来しています)はボスポラスを渡って小アジアへ移住したトラキア系の部族です。彼らは平野に住む部族や外国人を信用せず、自分たちの土地に深い愛着を抱いていました。彼らの装備はペルタスタイと似ており、槍と投槍、短剣を携えていました。唯一の防具は小型の盾であり、木と枝編み細工、動物の革で作られていました。彼らは非常に素早く機動的であり、必要とあらば汚い手段を使うこともためらいませんでした。