補給の改善

  • +25% 全投射部隊の矢弾数
  • -15% 傭兵部隊の募兵費
  • -15% 傭兵部隊の維持費
解説

共和制後期のローマ軍が導入した全ての改革のうち、おそらく最も兵士たちに嫌がられたであろう決定の一つは、彼ら一人一人に食糧や軍需品、器材を持たせて行軍したことです。彼らはこれを「マリウスのロバ」と冗談半分に呼んでいましたが、実際のところ肩や背に荷物を担いで移動することはロバなみの忍耐を強いられる重労働でした。この結果、ローマ軍団は奴隷を使った輜重隊列の馬車を従えずに済むようになり、行軍の速度が格段に向上したのです。軍団兵は軍事遠征の前にはたっぷりと食事をとるのが通例でした。ただ太らせているわけではなく、敵地に長期間の危険な行軍をする際には、予期せぬことが頻繁に起こるためです。兵士に体脂肪を付けさせ、有事に備えるのはむしろ当然でした。もちろん遠征中も食事はとりますが、敵地で食糧を求めるのは危険を伴い、また量を確保するのも容易ではありません。敵が焦土戦術を取って彼らの行く手にあるものを全て燃やしてしまう場合もあり、まずくいけば飢餓のために退却せざるを得なくなります。遠征が始まってから二、三週間後には軍団兵は太った分の脂肪を使い切り、戦闘用の体重に戻りました。彼らは例え空腹であっても勇敢に戦ったのです!

研究要件
技術
有効化
建設物
技術
利用可能な勢力