ユリアの結婚

  • +2 社会秩序
解説

ポンペイウスとカエサルの盟約は政治的な権益のための結び付きでした。カエサルはBC59年に執政官に就任しましたが、ポンペイウスはその協力と引き換えに退役兵への土地の供与と小アジアでの政治判断を承認させました。カエサルはクラッススとポンペイウスが対立していたことを知っていましたが、ローマの政治を実質的に支配するために三者の結託が必要であると判断し、後に三頭政治として知られる体制を作り上げたのです。カエサルは一人娘であるユリアをポンペイウスに嫁がせて三者同盟をより強固とし、事実上ローマの国政は三頭の思いのままとなりました。小カトーやキケロは政治を壟断する者として彼らを敵視しましたが、三人の実力の前にはどうすることもできませんでした。

有効化
技術
利用可能な勢力