法律の制定

統治者の気まぐれに影響を受けることがない（全く影響を受けない、とは言えませんが）法律を導入することにより、その制定は人々の富をどのように分配するかを定めた規則が正しく実施されることを確保します。ローマで行われた法学の体系は、単にガイウスとしか名前の残っていない法律家によって後世に残されました。彼は『法学提要』を著し、ローマ法の論理的根拠などを必要最小限に簡略化して書き記しました。全四冊の著書は「人・物・訴訟」の三体系に分類され、これらが法律でどのように定められているかについて言及しています。