アフリカへの政治工作

  • +25 アフリカ勢力との外交
解説

ハンニバルが10年以上もイタリアに盤拠し、半島の全域に軍を動かしたのは政治的な示威行動が目的であり、彼はローマと同盟市との結束を崩し、ローマを孤立させるしか戦争に勝つ方法はないと考えていました。しかし彼の計画通りにはならず、カルタゴ軍の勝利はローマ側の結束を強めるという逆効果を生み出したのです。ハンニバルの騎兵戦力の大きな柱となっていたのはアフリカのマッシュリ族から提供されたヌミディア騎兵であり、これらの優秀な騎兵はハンニバルの戦術的な成功の鍵となりました。ハンニバルの運命が傾き始めたのはヌミディアのシュファクス王がローマに敗れ、ヌミディア騎兵の参加が期待できなくなった時からです。スキピオ・アフリカヌスと懇意であったマシニッサがヌミディア王となると、ザマの戦いではローマのためにヌミディア騎兵が戦い、ハンニバルの敗亡の原因となりました。

研究要件
技術
有効化
技術
利用可能な勢力