イベリアへの政治工作
- +25 イベリア勢力との外交
解説
第二次ポエニ戦争以前でもローマはイベリア半島と何の接触も持っていなかったわけではなく、イベリアの部族や植民市との限定的ではあるものの成功した外交関係がありました。例えばハンニバルが攻撃の口火を切ったことで知られるサグントゥムはローマと同盟を結んでおり、この都市が陥落したことでローマとカルタゴは交戦状態に突入しました。またハンニバルの跳梁を阻止するべく、グナエウス・コルネリウス・スキピオと彼の弟であるプブリウス(スキピオ・アフリカヌスの父)はイベリアの反カルタゴ部族に協力を求めるために派遣されました。補給源であるイベリアをバルカ家の手から奪えば、ハンニバルの足元を大きく崩すことが可能となるのです。