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古典工学
- -1 州都と周辺都市の建設チェーンの築造期間
- -6% 神殿の築造費
解説
古代ギリシア人の思考は自由闊達でした。彼らの建築もまた壮大かつ大胆ですが、岩石が多い上に濃い樹木に覆われたギリシアの土地で野心的な設計を現実のものとするためには、革新的な技術解決を必要としました。アテナイのパルテノン神殿、エピダウロスの劇場のような素晴らしい建設物はギリシアの建築と工学技術の頂点と言えるでしょう。そのために建設計画は時として国家的規模に及ぶことがあり、大理石などの建築資材の選定、その切り出し、起重機の製作、安定した地盤を得るための改良工事など多種多様な技術を必要としました。しかし古代ギリシアの工学技術は一部のエリートたちによって独占されたため、それ以上の発展を遂げることはありませんでした。これはギリシアの社会制度の欠陥とも言えますが、少数の人間が知識や富を占有し、それ以外の奴隷や自由民を使役していたのです。ギリシアの民主政は、結局は市民権を持つ人間のためだけの政治でした。