コリントス(スパルタの憤怒)

奴隷: 50% 奴隷数の減少の緩和
奴隷: -85% 奴隷による社会不穏、及び奴隷からの利益

解説

コリントスはギリシア神話にも度々名を留めるほど古い歴史を誇っていますが、BC8世紀にバッキスの一族が都市を掌握するまではギリシア世界にさほどの影響力を持っていませんでした。バッキスはコリントス最後の王テレステスから支配者の座を奪い、僭主として自らの一族による寡頭政治でコリントスを統治しました。

この新しい支配体制下でコリントスは統一され、イストモス地峡に位置する地形的有利を十分に生かして盛んに交易を行い、蓄えた富によって大規模な公共事業を興し、また様々な地域に植民団を送って植民市を築かせました。シチリア島のシラクサもコリントス人によって創建された植民市の一つです。

ペルシア戦役においてはコリントスはスパルタと同盟し、ギリシア軍の一員としてペルシアの侵略軍と戦い続けました。最も一般的な軍船である三段櫂船が最初に造船されたのはコリントスであり、40隻もの三段櫂船を供給してサラミスの海戦に貢献し、戦争を終結させたのです。しかし交易を巡って以前から対立していたコリントスとアテナイの関係が、コリントスの植民市であるコルキュラの反乱をアテナイが支援していたことが露見したため、決定的に悪化しました。

間もなく全ギリシアを巻き込んだ戦争が始まることは疑いありません。しかし制海権をアテナイとその同盟国によって握られている今、コリントスとペロポネソス同盟が戦争を優位に運ぶには海上戦力の充実が必要になるでしょう。また地上においても名高いスパルタ軍にも負けないほどの強力な地上軍を展開させ、コリントスの国力を存分に発揮する機会を求めねばなりません…

君主派

コリントスの僭主が死んで幾年にもなります。民衆を統治するに相応しい血統を持つ人間がコリントスを治めなければなりません。

保守派

全ての政治制度において、現状を変えようとする人々と、それを良しとしない人々があります。
  • アフロディテの愛: +2 全地域の発展度
  • 海の伝承: +10% 軍船の戦闘速度
  • アテナイの影: -10% 全ての製造からの利益

民衆派

政治あるところには民衆があります。今こそ、人々の手によって統治が行われるべき時代です。

僭主派

コリントスはかつて偉大な僭主たちによって統治されていました。その素晴らしかった時代を顧みて、再び手腕に長けた支配者が現れることを願います。