記念碑彫刻
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解説
古代ギリシアにおける彫刻は主に壮大な神話、歴史的な戦い、統治者の功業といったものを題材に取りました。最初期は木材に彫刻を施したものと考えられていますが、木は腐食しやすいために現在まで残っている作品は存在しません。BC8世紀頃から石材や青銅が材料として使われ始め、後には全ての彫刻がそれらの経年劣化しにくい材料によって製作されました。中にはパルテノン神殿のクリスエレファンティン彫像(象牙と金細工で装飾された像)のような贅を凝らした作品が工人の手によって造られることもありました。ギリシアの記念碑彫刻で最も有名なものの一つが、オリュンピアのゼウス神殿に献納されたラピテス族とケンタウロスの戦いの場面を描いた一連のレリーフです。これはラピテス族の王ペイトリオスの婚礼の途中、ケンタウロスたちが花嫁を奪おうとしたため起こった戦いで、この中ではアポロンが裁定者としての役割を果たしています。有名な神話の場面が生き生きと再現された彫刻はギリシア古典彫刻の傑作とされています。