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喜劇
- +20% 娯楽からの利益(文化)
- +4 社会秩序
解説
古代ギリシアの喜劇は大まかに三期に分類されており、BC400年頃までを古喜劇、BC330年頃までを中喜劇、それ以降を新喜劇と呼んでいます。アリストテレスは著書『詩学』の中で「悲劇は自分たちよりも優れた人間の行為を、喜劇は劣った人間の行為を再現する」と述べており、喜劇は人間の精神に深い苦痛も喜びも与えない表面的な芸術であるとしています。それは真実かもしれませんが、ギリシア喜劇は政治や風俗に対する痛烈な風刺劇としても知られており、スラップスティックな展開の中に暗喩や比喩が含まれていました。例えば喜劇作家のアリストファネスは『女の平和』の中でソクラテスのような偉大な哲学者を笑いの対象としています。喜劇の様式はこのアリストファネス、ヘルミッポス、エウポリスといった作家たちによって確立されました。残念ながらそれらの作品の多くは散逸してしまい、現在に残っているのはほんの一部に過ぎません。とはいえ現代の文化に与えた影響は大きく、モンティ・パイソンのようなコメディグループにその精神は受け継がれていると言えます。