白兵ディエレス船, ペルタスタイ
募兵費 | 490 | |
維持費 | 98 | |
船体強度 | 501 | |
船速 | 6 | |
白兵戦攻撃 | 18 | |
武器ダメージ | 24 | |
白兵戦防御 | 40 | |
防具 | 65 | |
耐久力 | 50 |
アビリティ
- 疲労への耐性
- 森及び低木林での潜伏
- 投射攻撃:着火
長所と短所
- 非常に脆弱な船体
- 非常に軽装備の搭乗員
- 高い船速
- 低い衝角突撃能力
- 高い接舷移乗能力
- 短い射程
- 高い射撃速度
- 非常に大きなダメージと高い徹甲力
- 大きな盾を装備
- 非常に弱い白兵戦闘
- 低い士気
解説
衝角が軍船に装備されたのはBC9世紀頃とされています。この武装によって海軍とその戦術は大きく変化し、船は単に兵士を乗せるだけの役割ではなく、それ自体が兵器として運動するようになりました。衝角は青銅製で、当初は牛の角のように鋭角に造られましたが、敵の船体に刺さって抜けなくなる事態が発生したため、先端が広がった扇のような形が主流となりました。敵船に体当たりして船殻に被害を及ぼすにはガレー船の速度や衝突角度が重要となり、より速く、より小回りが利く船が求められました。速度を上げるには多くの櫂を必要としますが、船内スペースには限界があり、船体を大きくすれば機動性が減少します。そのため漕ぎ手の腰掛けを延長し、一本の櫂を複数の人間で漕ぐことで解決を図りました。これらの船は高速で機動力があり、不測の事態にも対応することが可能でした。またいくつかの国は海戦の新兵器として火壺を使用しました。これは可燃油や硫黄、樹脂で満たされた素焼きの壺で、着火したのち敵船に放たれました。上手く命中すれば消火に非常に時間がかかるため、敵の戦闘能力を大きく削ぐことができました。
ペルタスタイという名は彼らが持っていたペルタという盾に由来しており、革もしくは枝編み細工で作られた軽量の盾で、三日月のように円の一部が欠けた形をしていました。彼らはギリシア世界の軍には一般的に見られた兵士で、鎧はほとんど身に付けず盾と三本の投槍を携えていました。敵の戦列に接近して投槍を浴びせ、反撃を受ける前に素早く後退することが基本戦法であり、主力である重装歩兵に損害を与えて隊列を崩すのが主な役割でした。時代が経過して軍や戦術が発達し、散兵に対抗するための軽歩兵が登場すると、彼らは接近戦のために麻布製の鎧と短剣を装備するようになりました。さらに後になるとペルタではなく大型のトゥレオスと呼ばれる盾を持つ散兵も現れましたが、ペルタスタイの名は散兵の代名詞として長く残りました。