コルキス(黒海沿岸植民市パック)

遥かな故郷: +2 文化の移行
ギリシアの知識: +5% 研究速度

解説

黒海の東の遠く、まさにギリシア世界の最果てにコルキス王国は存在します。そこは神話の地であり、金羊毛を求めるイアソンとアルゴナウタイの航海の終着点であったと言われています。BC6世紀に小アジアのイオニア地方のギリシア人都市、ミレトスの商人が「最果ての地」への航海を行い、コルキスへ辿り着いたと考えられています。彼らはそこに交易の拠点となる町を築き、最初は人もまばらな集落だった交易地はファシスやディオスクリアス(現在のジョージア共和国のスフミ及びポチ)といった植民市に発展しました。

この地域を訪れた異国人はギリシア人が初めてだった訳ではなく、BC10世紀という早い時期からコルキスはアッシリア、スキタイ、そしてアケメネス朝ペルシアなどの影響を既に受けていました。ギリシア人はコルキス人をスキタイの同族と考えていたようですが、植民者と現地人との接触や戦いの結果として文化的な同化が少しずつ進み、コルキスはギリシア化された独特の社会を形成しました。

コルキスは周辺のスキタイ人の影響を色濃く受けたギリシア人の交易国家となり、その支配者は双方の文化の最も優れた資質を体現する王となりました。戦士たちはギリシア式の武具と戦法で戦いますが、彼らの中には遊牧民の残忍さが今もなお生きています。コルキスは周辺のスキタイ人勢力を吸収し、ペルシア帝国の旧領土を可能な限り征服しようと努めています…彼らの帝国を急成長させるために。

他の貴族

年齢と経験を重ねた部族会議の長老は最も賢い男たちです。そのため彼らは部族の意志の代表者であり、必要に応じて王に助言します。

王の一族

コルキスの王家はミレトスからやって来た植民者と現地の有力者の一族の結び付きによって誕生し、その高貴な子孫たちが代々王権を引き継いでいます。
  • 交易の交差点: +15% 交易収入
  • 黄金の伝説: ギリシア勢力との外交における重度のペナルティ
  • 同化: +4 他の文化の存在による民衆の幸福
開始時の領土
ファシス