ペルシア式白兵二段櫂船, 重装槍兵

募兵費 690
維持費 138
船体強度 760
船速 3
白兵戦攻撃 23
武器ダメージ 22
白兵戦防御 58
防具 65
耐久力 55
アビリティ
長所と短所
  • 平均的な強さの船体
  • 中装備の搭乗員
  • 平均的な船速
  • 平均的な衝角攻撃能力
  • 平均的な接舷移乗能力
  • 防御に優れた部隊
  • 小さなダメージと平均的な徹甲力
  • 平均的な攻撃
  • 普通の士気
解説

古代において軍船がどのように働いたかについて、多くの議論が交わされてきました。研究により様々なことが判明しましたが、詳細については明らかでない事柄も数多く残っています。名前が字義通りに解釈されるなら、ローマの「クァドルム」やギリシアの「テトレーレス」は四段に並んだ櫂の漕ぎ手 を持つことになりますが、しかし四段もの櫂を持つ船内スペースの確保や、櫂と櫂が干渉せずに漕げるのかという問題、また船を漕ぐにあたっては櫂の同調が不可欠であり、よほどの訓練がなければ四段もの櫂を同調できないことから、実際に水上を走る船舶としてこういった船が作られたかどうかは疑問視されています。現在では「櫂」と「漕ぎ手」を同義の言葉として扱い、一本の櫂に二人以上の漕ぎ手がいたのではないかとの説が有力です。二段の櫂、つまり二本の櫂に漕ぎ手が四人おり、上段に一人と下段に三人、もしくは上段と下段に二人ずつの漕ぎ手がいたのではないかと言われています。二段櫂船は建造費用も抑えられ、数を揃えるために最もよい選択となりました。これらの船は速度もあり、また戦闘員や大型兵器を搭載するデッキスペースを持つことが可能でした。

ダキア人の起源については現在でもよく分かっていません。彼らの居住地域はカルパティア山脈の周辺に集中していますが、隣接するトラキアの諸部族とは異なり、彼らは積極的に領域を拡大しようとはしませんでした。ダキアに馬は産出せず、その軍はほとんど全てが歩兵だったため、彼らは同盟を結んでいたサルマタイ人に騎兵を求めました。多くのダキア人は軽装歩兵として戦い、投槍と短剣、そして楕円形の盾を装備していました。しかしダキア軍の中で最も恐れられたのはファルクスと呼ばれる特殊な刀を持っていた兵士であり、彼らはその刀を使い、いとも簡単に敵の腕や首を切り落としました。ファルクスは刀身が鎌のように湾曲した両手用の武器で、熟練した戦士ならば人間の頭頂から心臓の位置まで真っ二つに切り裂くことが可能でした。ファルクスで頭や腕に重傷を負った兵士が続出したために、ローマ軍は鎧を改良せざるを得なかったほどです。AD101~106年のダキア戦争においてトラヤヌス帝はようやくダキア全土を平定し、戦役の情景がトラヤヌス記念柱に残されています。

利用可能な勢力