
巨船の建造
- -6% 全軍船の募兵費
- -6% 全艦隊の維持費
解説
古代世界の軍船は、実際的な理由により大きさが制限されていました。最も主流であったのは三段櫂船で、これは上下三段の船層に漕ぎ手を配置して高い速力を得た船です。より性能の優れた軍船が求められるようになっても船の構造自体に制約があり、どうやって漕ぎ手を増やすかについて問題がありました。一つの回答として五段櫂船が作られましたが、これは船層が五段あるのではなく三本の櫂を五人の漕ぎ手が操作するように工夫された船です。この場合、上下三段の船層に二人、二人、一人といったように配置されました。これらの制約は船の安定性と性能の確保のためですが、もう一つの方法として船を双胴船にし、より多くの漕ぎ手が櫂を扱うことが考案されました。その場合、上下三段の三本の櫂を三十人から四十人の漕ぎ手が操作することがありました。この形式では船を巨大化することが可能となり、王の命令により見たこともないような巨船が作られたのです。