先進的な武器鍛造
- -50% 包囲している場合の兵員の損耗
- +15% 全攻城兵器の強度
- +15% 全攻城兵器の防御力
解説
ギリシア世界において、イオニア人やアカイア人、アイオリア人に鉄の価値を教え、それを武器として鍛える術をもたらしたのはドーリア人でした。当時は製鉄技術が未発達だったために鉄は強度が足りず青銅よりも脆い金属でしたが、安価でどこででも入手できたために大量に武器を揃えることが可能になったのです。鉄は矢尻や槍の穂先、剣や鎧のために使われ、その用途の広さによって古代世界の至る地域にたちまち普及しました。初期の製鉄は炉の中の温度を1000℃前後という高い温度に保ち、鉄鉱石を炭火の中に入れて加熱しました。すると鉱石から酸素が分離した多孔質の鉄(海綿鉄)が生成され、それを槌で叩き割りながら不純物をできるだけ取り除いて精錬を行っていました。