防水革

  • +5% 全軍船の戦闘速度
  • +5% 全軍船の衝角突撃ダメージ
解説

三段櫂船はギリシア=ローマ世界における主流の軍船であり、当時の最先端の造船技術によって建造されていました。致命的な破壊をもたらす衝角突撃のために船首部分は補強され、水面を漕ぐ三段の櫂は互いに操作を阻害しないように配置されていました。しかし上二段の櫂は水面から離れていましたが、三段目の櫂の列は喫水線から18インチしか離れていない位置にあったため、これが問題を引き起こすことがありました。天候が荒れていたり船が傾いた場合、櫂を出す開口部から大量の海水が浸入し、その度に排水しなければならなかったのです。この問題を解決するためにアスコマと呼ばれた革製のカバーを開口部に張り、革の穴から櫂を通してぴったりと密着させました。この防水革なら漕櫂の邪魔にならず、また必要に応じて櫂を船内に戻すことも可能でした。

研究要件
技術
利用可能な勢力