白兵襲撃船, 部族兵
募兵費 | 260 | |
維持費 | 50 | |
船体強度 | 875 | |
船速 | 3 | |
白兵戦攻撃 | 10 | |
武器ダメージ | 25 | |
白兵戦防御 | 51 | |
防具 | 45 | |
耐久力 | 40 |
長所と短所
- 平均的な強さの船体
- 軽装備の搭乗員
- 非常に高い船速
- 低い衝角突撃能力
- 平均的な接舷移乗能力
- 平均的な防御の部隊
- 小さなダメージと平均的な徹甲力
- 脆弱な攻撃
- 低い士気
解説
大部分のヨーロッパ北部の部族は海軍力を持ちませんでしたが、しかしそこには多くの有能な船乗りが存在していました。沿岸から川を伝って内陸に到るための革張りの小型船から、遠洋を航行する大型船を造るための造船技術が発達していたのです。船大工は船体に思い厚板を使い、木の骨格に嵌め合わせてしっかりと締め、大西洋の波にも耐えられるように作り上げていたのです。ユリウス・カエサルはウェネティ族(現在のブルターニュ半島に居住していました)と戦ったとき、彼らの造船技術の高さに目を見張りました。ウェネティ族の船は平底で浅瀬を渡れ、重いオーク材で製造されていたため荒れた外洋にも対応できたのです。この船はローマのガレー船と激しく戦い、衝角攻撃にさえ耐えました。カエサルは敵の船を次のように描写しています。「…横木は1フィートの幅の木材からなり、親指の太さほどの鉄釘が打たれていた。錨は縄ではなく鉄の鎖でつながれていた。」ローマ兵がその船に移乗すると、海上での接近戦に長けた恐るべき戦士たちを相手にしなければなりませんでした。
ステップを生活の場とする人々には多くの文化的資産があり、決して無知で単純な蛮族ではありませんでした。古代ギリシアの歴史家によると、黒海の北岸からカスピ海に渡る広大な地域のうち、西方にスキタイ人、東方にサルマタイ人、さらに東方にはサカ人(サカイ)と呼ばれる部族が活動していました。彼らは浅黒い肌でズボンを履き、先端の尖った特徴的な帽子を被りました。サカ人は熟達の騎手であり、また弓術にも優れ、接近する敵を馬上から狙い撃ちにできました。発掘されたサカ人の女性の墳墓には多くの武器が埋葬されており、通常こういった副葬品は個人が生前使っていた品物であることから、サカ人の女は男と同じように戦闘に加わっていたのではないかと考えられています。もしかすると、彼女たちからギリシア神話に登場するアマゾーンの伝説が生まれたのかもしれません。