将軍護衛隊

募兵費 450
維持費 90
白兵戦攻撃 28
武器ダメージ 25
突撃ボーナス 20
白兵戦防御 61
防具 90
耐久力 80
基本士気 55
アビリティ
長所と短所
  • 優れた攻撃
  • 平均的な防御
  • 小さなダメージと平均的な徹甲力
  • 平均的な士気
解説

ローマの執政官は共和国の政治及び軍事を統括する責任を負っていました。執政官は市民集会によって毎年二人ずつ選挙で任命され、それぞれの執政官には拒否権が与えられていました。つまり片方の執政官が立案した法律をもう一人の執政官が拒否することが可能で、独裁と権力の濫用を防ぐための政治システムとなっていました。ただし二人の執政官が同時に執務するわけではなく、一ヶ月毎に交替で国政を担っていました。ローマ共和国における常備軍は4個軍団であり、それぞれの執政官に2個軍団を指揮する最高命令権が与えられていました。戦時になればさらに多くの軍団が編成されますが、カンナエの戦いでは8個のローマ軍団及び同盟市の軍を動員し、アエミリウス・パウルスとテレンティウス・ウァロがそれを統率しました。しかし最高司令官が二人いて、一日交替で全軍を指揮したために意思の統一が十分ではなく、ハンニバル軍に兵数で勝りながら壊滅的な敗北を被ってしまいました。ローマ世界では権力は責任を伴い、時には厳しく断罪されることもありました。ヌマンティア戦争において、ガイウス・ホスティリウス・マンキヌスはヌマンティア軍に包囲され、屈辱的な和平協定を結ばされました。元老院はこの和平を無効とし、代わりにマンキヌスをヌマンティア側に引き渡すことを決定したのです。またスキピオ・アフリカヌスはハンニバルを破った英雄ですが、政敵であった大カトーから賄賂を受け取った嫌疑で告発され、彼は政治的なキャリアを全て捨てて隠棲する道を選びました。

利用可能な勢力