白兵ディエレス船, ケルト部族兵

募兵費 270
維持費 54
船体強度 501
船速 6
白兵戦攻撃 9
武器ダメージ 26
白兵戦防御 52
防具 45
耐久力 40
アビリティ
長所と短所
  • 非常に脆弱な船体
  • 非常に軽装備の搭乗員
  • 高い船速
  • 低い衝角突撃能力
  • 高い接舷移乗能力
  • 防御に適した部隊
  • 小さなダメージと平均的な徹甲力
  • 低い白兵戦攻撃
  • 低い士気
解説

衝角が軍船に装備されたのはBC9世紀頃とされています。この武装によって海軍とその戦術は大きく変化し、船は単に兵士を乗せるだけの役割ではなく、それ自体が兵器として運動するようになりました。衝角は青銅製で、当初は牛の角のように鋭角に造られましたが、敵の船体に刺さって抜けなくなる事態が発生したため、先端が広がった扇のような形が主流となりました。敵船に体当たりして船殻に被害を及ぼすにはガレー船の速度や衝突角度が重要となり、より速く、より小回りが利く船が求められました。速度を上げるには多くの櫂を必要としますが、船内スペースには限界があり、船体を大きくすれば機動性が減少します。そのため漕ぎ手の腰掛けを延長し、一本の櫂を複数の人間で漕ぐことで解決を図りました。これらの船は高速で機動力があり、不測の事態にも対応することが可能でした。またいくつかの国は海戦の新兵器として火壺を使用しました。これは可燃油や硫黄、樹脂で満たされた素焼きの壺で、着火したのち敵船に放たれました。上手く命中すれば消火に非常に時間がかかるため、敵の戦闘能力を大きく削ぐことができました。

ケルト人の社会構造は祭祀を司るドルイド、王や貴族、自由民、そして奴隷という階層によって成り立っていました。戦時になれば貴族は従属する自由民たちを集めて軍を編成しましたが、自由民にとっても戦争は己の名声を高め、財産を獲得する格好の機会でした。王や貴族は多くの土地や財宝、奴隷を所有する者のことであり、ケルト人にとって名誉と財産の所有こそ全てでした。だからこそ戦士は身命を惜しまず貪欲に戦ったのです。と言って彼らに規律や統率がなかったわけではありません。ケルト人にはトリマルキシア(「三騎手の勲」の意)という有名な慣習があり、これは馬に乗った貴族が二人の騎馬戦士を従えて戦場に臨み、もし貴族が馬を失えば戦士が素早く駆け寄って自分の馬を与え、戦いを続けさせました。もし貴族が死傷すれば戦士の一人が後方へ運び、もう一人が貴族の代わりに戦いました。

募兵要件
建設物
利用可能な勢力