暴徒
募兵費 | 40 | |
維持費 | 10 | |
白兵戦攻撃 | 5 | |
武器ダメージ | 24 | |
対歩兵ボーナス | 0 | |
突撃ボーナス | 3 | |
白兵戦防御 | 12 | |
防具 | 10 | |
耐久力 | 40 | |
基本士気 | 20 |
解説
歴史上、民衆は支配者の権力を支持し、またそれを覆しました。彼らは王や君主を熱狂的に讃えることもあれば、恐ろしい濁流のように為政者を押し流すこともあったのです。ギリシアの民主政国家やローマ共和国は人民の意志によって成り立っていました。ローマはかつて王が支配していましたが、民衆の力により王政は打倒され、その後の戦争にも勝利しました。彼らのほとんどは碌な武器や防具を持たず、手近な斧や農具で武装していましたが、燃えるような怒りと夥しい数の力によって敵に対抗したのです。それでも市街地のような狭い場所では正規軍さえ暴徒に苦しめられました。ひとたび民衆が怒り狂って蜂起すれば従来の権威や威光など何の役にも立たず、王侯が名もない市民の手で殺されることがありました。エペイロスのピュロス王はアルゴスの政争に介入し、戦いの最中に老婆が投げた瓦が頭部を直撃しました。彼は失神し、それを見逃さなかったアルゴス兵に首を打たれ落命しました。